
井上功一であります。
日露戦争日本海開戦、大日本帝國海軍連合艦隊完勝の
本日05月28日(土)は、
快晴に恵まれ、氣温も、27℃~28℃で真夏のような日でしたが、
午後、
大阪日台交流協会令和4年5月例会
“ロシアのウクライナ侵攻と台湾海峡”
講師:駒見一善氏
に参加。

講師:駒見一善氏
立命館大学国際教育推進機構准教授。
交流協会台北事務所で渉外担当も経験。
*主な研究テーマは、
中台関係、中国外交、華僑歌人研究。
ウクライナ問題に関しては、
G7、西側諸國の論調でしたが、
習近平政権後の世界情勢を振り返りながら
現在のウクライナ問題を踏まえた
台湾有事の展望というお話で、
いろいろ勉強になりました。
ウクライナと支那は、一帯一路、食料貿易で、非常に良好な関係。NATOへの加入を危惧。
ロシアと支那は、お互い潜在的脅威であるが、敵の敵は味方という点で、協力関係。
支那北京政府は、ロシアに好意的で、ウクライナ問題中立的立ち立ち位置
支那企業も、二次制裁を恐れ、距離を取る傾向。
であるが、支那人民は、極めて親露的(反米感情故)、このナショナリズムが、台湾侵攻を煽る可能性。
アメリカにとっては、ウクライナは、他人事であるが、
台湾の場合は、アメリカ本土防衛と直結(第一列島線と太平洋)。
しかし、
バイデン政権の國際紛争への「介入」「支援」の真意を、把握しておくことが重要。
折角なので、
教導啓蒙も兼ねて、質問。
Q
「バイデン大統領は、ルーズベルトと同様、
戦争やって、軍需産業儲けさせ、経済復興、
支持率向上、中間選挙勝利、再選が、本当のところ。
ロシアの「特別軍事作戦」は、
2014年「マイダン革命」で、CIAの耕作により、
親露派大統領ヤヌコビッチが失脚させられ、
この8年間で、ロシア人がロシア語禁止され、
ロシア人が、14000人虐殺され、
助けを、プーチン大統領に求め、
プーチン大統領が、
国連憲章51条に基づいて、
ドネツク共和國、ルハンシク共和國に対する
「集団的自衛権」を発動し、
ドネツク共和國、ルハンシク共和國、クリミア
のロシア人保護の為にやっており、
支那の自治区でジェノサイドにあっている人々を、
軍事作戦で、「解放独立」させることと同様。
ロシアに大義がありますので、
このままでは、
ロシア、支那、北朝鮮の核に晒され、
三正面作戦。
尖閣、台湾と、北海道、東北の二正面同時侵攻に、
対処が必要になります。
日本は、ロシアを敵に回さず、
インドの様に中立を保ち、
ロシアとウクライナの停戦の仲介をし、
世界大戦を防ぐことが、戦争に巻き込まれない國策。
ロシアと支那を分断し、
ロシアに、支那を背後から牽制。
が重要と違いますか。
また、
アメリカによる
ウクライナ支援の1000兆円支払いの財布に、
日本が、される可能性も高いですから。
日米同盟あれど、独自外交すべきだと思います。」
A
「2月24日迄なら、その中立仲裁で行けたと思いますが、
今は、G7が一致してロシア包囲網となっているので、無理。
逆に、日本が、中立で宙ぶらりんだと、
政府が、あまりしっかりしていないので、
支那に、日本に付け入る隙を与える影響の方が大きいでしょう。
確かに、ロシアは、支那への抑止力になっているので、
ロシアが弱体化すると、支那が、より横暴となる可能性もあるでしょう。」
と予想通りのご解答でした。
しかしながら、
自民党支持者の方も多いですが、
異なる小数意見も、排除せず、尊重する空氣がある
「大阪日台交流協会」は、
自由闊達な討論ができ、
今のマスメディア、ネットと違い、
言論の自由が、確保されており、
なかなか健全で、柔軟だと思いました。
終了後は、
8月9日夕方に開催される
「彭明敏先生を偲ぶ会」
の打ち合わせ。
米議会に働きかけて、台湾関係法を成立させた
彭明敏さんは、
李登輝さんと共に、台湾民主化の父。
この4月8日に、ご逝去されました。
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テーマ:台湾 - ジャンル:政治・経済
- 2022/05/28(土) 21:01:17|
- 軍事外交、再軍備、核武装、科学技術
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