井上功一であります。

晴天ながら
冷え込む03月09日(火)は、テレワークの日。
団地の植え込みに、
ツルニチニチソウの紫色の花が咲いたりして、
冬の嵐は過ぎ去り、春到来。
業務用BGMとして、
ヴァーグナー楽劇
「トリスタンとイゾルデ」
「ニーベルンクの指輪」~
を、聞きながら業務実施。
特に、
イゾルデが、最終場面で歌う
「愛の死」
ブリュンヒルデが、最終場面で歌う
「ブリュンヒルデの自己犠牲」
を聴き比べたりしておりました。
歌唱スタイルが古いが故に、
以前は、それ程、評価をしておりませんでしたが、
アニー・コネツニ、ヘレナ・ブラウン、エレナ・シュリーター
等も
今、じっくり聴いてみると、
ドイツ人であるが故に、言葉に深い意味を読み取り、
その人独自のスタイルで、
情感込めて歌い崩しを氣にせず歌っており、心に響き、なかなか感動的。
舞台姿もあるでしょうし、
こういう所に、その時代の聴衆は感動を一体にしていたことが、
よくわかります。
イゾルデ、ブリュンヒルデ等の
ヴァーグナー後期作品のヒロインは、
オーケストラの強奏を突き抜けて
劇場の外迄聴こえるくらいのパワフルな
ホーホ・ドラマティッシャー・ソプラノ(超ドラマティックソプラノ)
によって歌われますが、
メゾから訓練してソプラノになった人が多く
キルステン・フラグスタート、アステリッド・ヴァルナイ、
マルタ・メードル、アニー・コネツニ等も。
夜の女王のアリアを歌えるくらいのソプラノの声質を持った
本物の
ホーホ・ドラマティッシャー・ソプラノは、
ビルギット・ニルソン、ゲルトルーデ・グロープ=プランドル
くらいであると言われております。
スウェーデン人のビルギット・ニルソンは、常日頃よく聴いておりますが、
今回は、
ドイツ人のゲルトルーデ・グロープ=プランドルの歌唱を、
じっくり聴いてみましたが、明るく輝く声で、言葉が、常に聴きやすく、
語る様に歌い、微妙な情感を表現しながらも、
切れのある劇的表現で魅了される歌唱でした。
多少不器用に感じるところもありますが、
力一杯歌っているところに引き込まれます。
今後、
ゲルトルーデ・グロープ=プランドルの芸術を、
深く味わい研究していきたい。と思っております。
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テーマ:オペラ - ジャンル:音楽
- 2021/03/09(火) 23:45:16|
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