井上功一であります。
本日10月31日は、満月の輝くハロウイン。

ハロウインは、
アスガルト文明を末裔の一つである
ケルトのドルイド教の先祖供養、お盆。
また、
キリスト教に於いて、
死者が、年に1回この世に還ってきて、
死者を偲ぶ先祖供養、お盆が、萬孁節。
11月1日が、聖人の日。11月2日が、死者の日。
自宅のテーブルに花を生けたり、
お墓に、花を供えたりするのが、
日本人としては、意外に思うところ。

今年も
巷は、賑わっておりますが、
八紘一宇の精神で
異文化を換骨奪胎、日本化してしてしまうのが、
我が國宗教観最大の長所と言えます。
私も、
自称アスガルト文明の末裔、ゲルマン魂ですので、
ハロウイン、萬孁節は、
何処か郷愁が湧いて参ります。
折角なので、
ハロウイン、萬孁節情緒を味わう為、
リヒャルト・シュトラウス歌曲
「Allerseelen(萬孁節)」
を視聴。
3人の偉大なヴァークナー・ドラマティックソプラノ
キルステン・フラグスタート(ノルウェー)
ビルギット・ニルソン(スウェーデン)
マルタ・メードル(ドイツ)
の歌唱を聴きました。
何れも、ピアノ伴奏。
それぞれ、特徴がありますが、
世界的オペラ歌手なので、歌唱は、超一流。
以下、歌詞を記載致します。
作詞:ヘルマン・ギルム
Stell’ auf den Tisch die duftenden Reseden,
Die letzten roten Astern trag herbei,
Und laß uns wieder von der Liebe reden,
Wie einst im Mai.
Gib mir die Hand,daß ich sie heimlich drücke
Und wenn man’s sieht,mir ist es einerlei,
Gib mir nur einen deiner süßen Blicke,
Wie einst im Mai.
Es blüht und duftet heut auf jedem Grabe,
Ein Tag im Jahr ist den Toten frei;
Komm an mein Herz,daß ich dich wieder habe,
Wie einst im Mai.
喜多尾 道冬氏訳:
テーブルに匂やかなモクセイを生けよう、
最後の赤いアスターもそこに添えよう、
おしてまた愛を語り合おう、
かつての五月のように。
手をこちらに出し、それを握らせておくれ、
ひとに見られてもかまいはしない、
そして美しい眼でじっとみ見つめておくれ、
かつての五月のように。
今日はどの墓にも匂やかな花が供えてある、
一年に一度、死者がこの世に帰ってくる日、
ぼくの胸においで、そしてまた抱きしめたい、
かつての五月のように。
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テーマ:クラシック - ジャンル:音楽
- 2020/10/31(土) 22:30:41|
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